謹賀新年

 皆様には幸多き新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 昨年は大変お世話になりました。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年の干支は丑年です。丑年の人は、努力家でマイペース、何事もじっくり考えて自分のペースで突き進む、温厚な性格で頭の回転が良く面倒見が良い、我慢強く粘り強い人が多いのでリーダータイプ、といわれます。また牛は古くから大変な農作業を最後まで手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「我慢(耐える)」、「これから発展する前触れ(芽が出る)」というような年になるといわれています。新型コロナウイルス(以下コロナ)に振り回された昨年でしたが、ワクチンも期待できそうですし、今年こそは再び「芽が出る」年になってほしいものです。
 経営者にとって、着実に一歩一歩前に進む牛は経営の手本だと思います。馬のように高速では走れないが前進持続力がある牛は、事業の継続が最も大切な経営者にとって参考になります。馬のように速く走り急成長することはできなくても、経営はゴールがない長距離競争と同じ、そして企業には従業員、取引先、金融機関、地域等々の利害関係者が数多くいますので、継続こそが企業の社会的責任です。今年もコロナが経営に影響しますので今は立ち止まり自分の事業を見直してコロナ終息後の経営環境を考えることが賢明だと思います。
 コロナがきっかけとなり企業間のデジタル格差が進んでいます(船井総研調査)。コロナ前からデジタルシフトに取り組んでいる企業はコロナ補助金等を活用してますます先行しています。デジタル化は経営上避けて通れない以上、積極的に取り入れ、ITを活用して業務の効率化を進めないと取り残されます。弊社にはITの専門家が複数在職していますのでお客様にとって最適なデジタル化のお手伝いができます。ぜひご相談ください。

 今後策定する経営計画には、コロナの生活様式に国民が慣れてくるに従い元の経済規模に戻るのではなく、「縮小する」ということを想定したほうが良いかもしれません。さらに経営計画にはコロナ融資の返済計画を取り入れることが大切です。不況で業績が良くないのにコロナ融資を受けて現預金が豊富にあるのが今の企業です。借入金は返済の義務がある、ということを認識していただきたいと思います。
 中長期的な経営を考えるならば、今後のターゲットを高齢者に絞るのも選択肢のひとつです。2025年には第一次団塊の世代(806万人)が後期高齢者になります。当然介護事業の需要は増えますし公的介護保険適用以外の自費による介護サービスの要望も出てきます。高齢者は平均的に若い人より預金が多いのですから介護以外にもさまざまな分野で大きな需要が期待できます。2040年には65歳以上の高齢者比率が35%に高まり「高齢者の高齢化」も進み、65歳以上のうち4割を80歳以上が占めます。人口が多い年齢層には大きなビジネスチャンスがありますので経営者の先見性、知恵と工夫が求められます。

 コロナもある時期が来れば終息します。今は大変ですが今後に向けて今できることを続けることが大切です。弊社は地元密着型の会計事務所として地域経済を支えている経営者の皆さまのお役に立てるよう今年も尽力してまいります。
 皆さまのご多幸を祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。

 

【代表社員税理士 内田 延佳】
【『月刊 アップ長崎・島原』2021年新年号 代表年頭ご挨拶より】


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