謹賀新年、あけましておめでとうございます。
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年、島原市に「アップパートナーズ島原オフィス」を開設し、大きなトラブルもなく新しい年を迎えられたこと、関係各位に心から感謝申し上げます。

 昨年11月に日銀長崎支店が発表した「長崎県の金融経済概況」によれば、長崎県の景気は緩やかに回復しており、観光関連は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録の効果がみられ、堅調に推移しているとあります。
 しかし、長崎県、島原半島3市とも全国平均を上回る人口減少、高齢化が進んでおり、明るい兆しが見えにくいというのが実感ではないでしょうか。人手不足感の強い状況が続くなか、どの経営者も人の確保に頭を悩ませています。賛否はありますが、外国人労働者の受入れは選択肢の一つでしょう。地理的ハンディのある島原ですが、湧水や温泉などの観光資源、海の幸、農産物、雄大な自然に恵まれた環境を官民が一体となってアピールし、この地域が盛り上がっていくことを心より願います。

 宗教家の高森顕徹(けんてつ)氏著、「光に向かって100の花束」からの抜粋をご紹介します。

 歴史家で有名なナピールが、ある日、散策していると路傍にみすぼらしい少女が陶器のカケラを持って泣いている。わけを尋ねると、親が大病なので、家主からビンを借りて牛乳を買いに行こうとして落として割ったのだ。ナピールは持ち合わせがなかったので、「明日の今頃、ここへおいで、牛乳ビンのお金は、私があげるから」と少女とかたく握手して別れた。
 ところが、翌日、友人から「君の研究の後援者になろうという富豪が現れた。午後は帰ると言っているから、直ちに来い」という至急の伝言である。しかし、行けば少女との約束を破らなければならない。友人に「私には大事な用がある、またの日に頼む」と返答し、少女との約束を果たした。
 富豪は、思い上がったやつだと一時は怒ったが、後日、話しを聞いて、一層信用を深め、彼を強く後援した。『儲け』は「信用のある者へ」と書いてある。たとえ不利益なことでも、誓ったことは、必ず果たすのが信用の基である。

 当たり前のことかもしれませんが、自身も今一度肝に銘じ、島原オフィス社員一同、地域に根差した信頼される「社外重役」を目指して、今年も尽力する所存です。

 今年の干支は「亥」、亥に木編を補うと「核」となり、内側の芯を意味します。亥の年は翌年から始まる次の種の成長に備えて、「個人は知識を増やす、精神を育てる」、「組織は人材育成や設備投資、財務基盤を固める」など、内部の充実を心がけるとよい年だそうです。

 島原オフィスは4月の新入社員を迎えると10名になります。新元号となる2019年、今年もよろしくお願い申し上げます。

 (島原オフィス所長 兼 長崎オフィス 税務相談室長 内田尚生)
(『月刊 アップ長崎・島原』2019年新年特大号 島原オフィス所長年頭ご挨拶より))