今、公的年金が大きく話題になっています。悪い方の話題ばかりな気もしますが、ともあれ関心が高いのは事実。そこで今回は、大きく分けて3種類(老齢年金・遺族年金・障害年金)ある中の「老齢年金のもらい方」について取り上げてみようと思います。

老齢基礎年金は65歳から、老齢厚生年金は61歳以降(現在、段階的に支給開始年齢が上がっています)からの受給となりますが、受給開始年齢を調整することが可能です。

★繰上げ受給(早くもらい始める、その代わり生涯にわたって受給額が減額される)

★繰下げ受給(遅らせてもらい始める、その代わり生涯にわたって受給額が増額される)

どれくらい支給開始をずらすかによって、減額・増額の率が決まります。

繰上げ受給は、1月あたり0.5%の減額率ですので、1年早くもらい始めると、受給額は6%減額された金額となります。

繰下げ受給は、1月あたり0.7%の増額率ですので、1年遅くもらい始めると、受給額は8.4%増額された金額となります。

通常通りもらう場合と、どちらがおトクなのか?計算すれば受取総額についての答は出るのですが、実はこの方法をとることによって、障害基礎年金や振替加算(女性の方で、受給している場合)等に影響が出る場合があります。また、60歳時点で国民年金支払月数が480月に満たない方は、受給額を満額に近づけるために継続して加入できるという制度もあります。制度をきちんと知って、判断することが大切です。

直近の事か将来の事か、また年齢によっても考えは様々と思います。安心して老後を過ごすために、制度や一般的な計算方法について詳しくお伝えしていますので、気になられた方は一度お声掛けください。

FP事業部 川本昇平
日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー(AFP)
金融検定協会認定住宅ローンアドバイザー