新型コロナウイルスの影響で、テレワークの活用が注目されています。
●実施してみたいが、自社で利用できるのか?
●お金がかなりかかるのではないか?
●そもそもどうしたらよいかわからない 等の声を耳にします。
弊社では、以前から在宅勤務制度を導入しており、場所を選ばない働き方を推進しています。
意外と手軽に実施できますし、やってみると便利さもわかっていただけます。職種にもよりますが、うまく行けば、通勤時間の削減や疲労の軽減、また新型コロナウイルス感染リスクも減らせます。ぜひ導入をご検討ください。
弊社の取り組みを紹介させていただきます。
必要なもの
☆パソコン本体 1台(利用できるPCをお持ちでしたら、購入の必要はありません)
☆インターネット回線
☆ソフト:TeamViewer 年間24,800円~(個人版は無料のタイプもあります)
使い方
(1)事前準備
①事業所にある接続先PCにTeamViewerをインストールします。
※ダウンロード及びインストールはこちら ⇒ https://www.teamviewer.com/ja/
②接続先PCからTeamVeiwerを開き、オプション→セキュリティで無人アクセス用にパスワードを設定します。
③開いたときに表示される、使用中のIDをメモします。
④接続元のPCにTeamViewerをインストールします。
(2)使用開始(自宅など事業所外からの接続)
①接続元のPCからTeamViewerを開きます。
②(1)で設定した、使用中のIDとパスワードを入力します。
③接続ボタンを押します。
④接続先のPCが表示されますので、普段どおり使用します。
※ 画面を遠隔操作しますので、接続元のPCを操っている状態になります。
よって、事業所内で仕事をしているのと同じようにネットワーク内にアクセスできます。
(共有フォルダや、事業所内のWebシステムなども利用可)
※ プリンターを使いたい場合も、接続先、接続元両方から出力できます。
※ 事業所内のPCを持ち出さないので、データ紛失のリスクは低いと思われます。
※ パスワードは定期的に変更することをお勧めします。
(1)事前準備
①自社または業者にお願いして、ルーターを購入・設置します。
②ルーターにVPN接続を設定します。(弊社ではCiscoシステムズのルーターを設置・設定)
③接続元のPCに、ソフトウェア、またはUSBメモリ等のハードウェアをインストールし、設定します。(弊社ではCisco AnyConnectというソフトを設定します)
(2)接続開始
①接続元のPCから(1)の③で設定したソフトを開きます。
②パスワードを入力し、接続ボタンを押します。
ルーターには様々なタイプがあり、規模によりますが数万円~百万円を超えるものもあります。
他にはUTMという、ネットワークの出入口に設置し、通信を監視して不正な通信を遮断したり、侵入を防ぐ役割を兼ねているものもあります。ネットワークを守るためにも必要なものですので、この機会にご検討いただいても良いかと思います。
テレワークに関しては弊社でも導入サポートできますので、ご質問などありましたらIT支援課までご相談下さい。
【(株)内田会計事務所 総務部 部長 兼 IT支援課 課長 内野 敦史】
【『月刊 アップ長崎・島原』2020年4月号】
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UP!2020年4月号
UP!2020年4月号-特別編