仕事柄、初対面の方と出会う機会が多いです。特に初対面で訪問する側としては、緊張で心臓がドキドキします。
私は初対面のとき、最近特に気にしていることがあります。それは、相手の視線です。視線一つで相手に好印象、逆に不快感をもたらすことがあると実感しました。世の中には「視線恐怖症」という疾患があるほど、視線には人間に与える心理的影響があるそうです。
たかが視線ですが、知らないうちに誰かを不快にしていないでしょうか? 下記に、人に不快を与える視線を3 点ご紹介します。

思いやりの接遇⑫「人から人への対応 視線編」

①視線に動きが多い

→周りが気になったりすると目で追ってしまったという経験はありませんか? このような場合、他人からすると「落ち着きがない」「キョロキョロして、なんだか怖い」という印象を与えてしまうかもしれません。

②上目遣いで見る

→「男性は上目遣いの女性に弱い」と、恋愛雑誌では紹介されています。恋愛に使うのはいいのですが、日常生活での上目遣いは、卑屈な印象を与えかねません。自分に自信がなく相手のご機嫌を伺うときに、このような視線の動きをしてしまうことがあります。

③横目で見る

→流し目ともいわれるものですが、美人が異性を誘惑するときに横目でちらっと視線を送るのは歓迎されるようです。しかし、普通は人から横目で見られると不愉快に感じられる可能性があります。
いかがでしょうか? 自分自身が思い当たるような視線をしていませんでしたか?

その反対に、相手に好印象をもたらす視線の2点をご紹介します。

①大事なときほど視線を前へ向ける。

→自分の主張をきちんとする時や忘れてほしくないことを伝える場合には、しっかりと相手を見るようにしましょう。

②ずっと相手の目ばかり見るのではなく、時には眉間へ視線を外す

→じっと相手の目を見ていると、ちょっと圧迫感があるかもしれませんので、時々眉間を外すくらいがいいでしょう。

以上、今後のご参考にしてみてください。

(接遇インストラクター・奥田彰恵(社会福祉士・介護福祉士)『月刊 アップ長崎』2017年2月号より)