皆様、こんにちは。だいぶ涼しくなり、過ごしやすい季節となりました。

 さて、今回はあるデイサービスを見学した感想をお伝えいたします。

 平成19年に開設され、毎日10名程度の利用者を受け入れているデイサービスです。

 施設を訪問したのは午後2時頃。利用者と職員一緒に、ツワの皮むきや、はっさくの皮むきをしている最中で、利用者の皆様は真剣に作業をされていました。午後3時のおやつには、そのはっさくが提供され、美味しそうに召し上がっていたのが、印象に残りました。

 この施設の特徴として、昔ながらの田舎の生活活動を通しながら、健康を維持する脳作業のデイサービスを目指していることです。

 その工夫として、環境面では、蓄音機や昔の冷蔵庫、丸型の郵便ポストなどが設置され、懐かしさを感じることができます。作業面では畑で季節の野菜を育て、収穫を楽しむ、梅やお茶の葉を摘んで、梅干し作りやお茶作りをするなど様々な取組を行っています。

 利用者がデイサービスに通う中で、小さなことでも作業や役割があると、自然に生き生きとしてきます。スタッフが一方的にサービスを提供するのではなく、自主的に利用者が動けるようにサポートするのも一つの方法ではないでしょうか。     

(社会福祉士・介護福祉士 小関彰恵『Partners』2016年秋号より)